ピラティスの歴史と発祥
今、年代や性別を問わず多くの方から注目されている「ピラティス」は、どこでどのように誕生したエクササイズなのでしょうか?
ピラティスの歴史を知ることで、その人気の秘密の理由と結びつくかもしれません。
それでは、ピラティスの歴史と発祥について見てみましょう。
ピラティスの始まりとは?
ピラティスを発案したのは、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏です。彼は小さい頃、身体がとても弱く、喘息やリウマチなどさまざま病気を抱えていました。
そんな病弱な身体を治すために、ボディビルやスキー、ボクサー、体操などを研究し、オリジナルのエクササイズを考えていました。その後、1912年にイギリスに渡った頃には、バランスの良い肉体を築き上げ、トレーナーやサーカスで演技するなど、さまざま職業に就きました。
時は第一次世界大戦後、看護師として働いていた時、戦時中収容所でベッドから起き上がれない負傷者を見た際に、”是非、健康状態を改善させてあげたい!”と感じ、負傷者にリハビリのレクチャーを始めました。
その時に考案したリハビリは、ベッドに横になりながらでもインナーマッスルを鍛えられるものでしたが、現在のピラティスの原型となっています。
発案者ピラティス氏がトレーニングした人たちとは?
ピラティス氏は新しく発案したエクササイズに「ピラティス」と名付け、1926年にニューヨークで開かれたワークショップで、有名なダンサーにピラティスを教え、瞬く間に話題となり評判となっていきました。
筋肉をほぐしつつインナーマッスルを鍛えられるこのエクササイズは、ダンサーだけにとどまらず、スポーツ選手や俳優など多くの方からも支持されるようになりました。
現在では世界的にピラティスがブームとなり、プロダンサーやスポーツ選手、整形外科医などからも高い評価を得られた、有名なエクササイズとなっています。
日本でのピラティスの歴史とは?
1,900年以降、アメリカでピラティスのブームが到来し、2,000年に入ってからハリウッドスターやセレブがピラティスを行っている情報が日本に伝わりました。
それにより、日本でも興味を持つ方が増え、美容意識が高い女優やモデル、スポーツ選手を中心に少しづつ浸透していきました。今では多くの方の間で話題になるエクササイズとして、性別問わず親しまれているエクササイズとなっています。
ピラティスはダイエット効果や美容効果だけでなく、リハビリや治療にも有効なエクササイズです。この機会に、ピラティスを基礎からしっかりと学び、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?